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居場所をつくる

コンテスト参加作品のご紹介です。

まだ施工事例には入れていない、千葉市N様邸。

駐車場を1台分から2台分に拡張するリフォーム工事でした。

写真は駐車場から見たお庭です。本来の駐車場を拡張することから趣旨が変わって、お庭を楽しむことに主眼を置いたリフォームに返信してしまった事例です。

 

南側が道路に接している敷地条件は、お庭を広く取れる反面、駐車スペースにその多くを割かなければならない面もあります。今回は長年1台分で過ごしていた駐車場を拡張するため、どちらかというとお庭が「狭くなる」という点がクローズアップされました。

 

そのため、お打ち合わせのほとんどが「お庭をどう変えるか」という話題になったわけです。

 

以前からお花を楽しんでいた奥様。そんな奥様に存分にガーデニングを楽しんでもらえるようにすることをポイントにデザインすると共に、お庭に出たとき、ちょっとくつろげる空間をいくつ作れるかを隠れたテーマにしました。

 

お庭にでて居場所があまりないお庭があります。いつも同じところに座って眺める景色もほぼ同じ。

 

お庭が狭くなるとよりその傾向が強くなります。

 

狭くなった分居場所を増やす。

 

このテーマから、どうしても作りたかった場所が、これ。

庭の真ん中に構える石積みの花壇。このアングルは掃き出しからみています。駐車場側は低く、段々とお庭側にくると高くなり、ちょうど椅子と同じ高さになります。お庭での作業でちょっとした休憩にちょうどよい場所なのです。そして、この場所がこのお庭のシンボルになりました。

そしてこれが回廊。右側にあるシルバーのテラスは2つ目の居場所。掃き出しを出てすぐの場所は簡単な椅子などを置けるスペースです。実はお庭に出るとき掃き出しから出ることが少なかったという奥様。このスペースにはさりげなく生活動線を変えてくれるメリットがあります。

 

 

そしてこれがメインの「居場所」ウッドデッキです。駐車場の奥に位置し、掃き出しからも段差なく移動することが出来る家族が集う居場所です。撮影がちょうど1年後だったので、デッキは経年変化しています。趣のあるいろに変わってきました。このブログでもたびたび登場するタイネンアイアンウッド(ウリン材)です。

 

 

これはメインのアプローチから見たところ。1枚目の写真を逆から見たところです。

お庭には3つの居場所を作りました。

ただ、作ってみて、ここにも、あそこにも居場所がある!という発見が。

 

そんなサプライズがおきました。その仕掛けは、石の積み方、位置、花壇スペースの位置などを何度も作り直したことでおこったサプライズです。

 

駐車場拡張と真ん中への大きな石積み花壇。お庭を狭くする要素がたっぷりのデザインですが、居場所を増やすことで狭さを感じない。前よりお庭に出る回数が増えている、こんなお声を聞くと、とてもよいリフォームだったと感慨深くなります。

 

今回は動線面のお話が中心でしたが、今度は素材感について離したいと思います。お庭を広く、また快適にする要素がこの「素材感」です。お楽しみに。

営業・設計・施工管理担当 今野 信一郎

施工 リアルグリーンデザイン 伏見、杉田、竹下、館山